2013年11月11日(月)~15日(金)に開催された数理統計研修(基礎編)でワタクシが受けた質問への回答集:
- #toukei2013 【質問】「離散的・質的変数データの場合も視覚化は可能なのでしょうか?」/【回答】グラフを用いたデータの視覚化は,連続型変量だけではなく,質的変数を含む離散型でも可能です. posted at 10:06:05
- #toukei2013 【質問】「t検定やF検定などのパラメトリックな検定での反復数はどのように決めるのか?」/【回答】サンプル数ということでしたら,検定の精度(検出力)に応じたサンプル数の計算式があります. posted at 10:11:54
- #toukei2013 【質問】「多重比較の前に分散分析を必ずしなければならないのでしょうか?」/【回答】必ずしもそうではありません.分散分析と多重比較では目的が異なっているからです.水準間の平均値の比較だけが目的でしたら,多重比較のみでもOKでしょう. posted at 10:15:39
- #toukei2013 【回答】(承前)分散分析は,水準間のちがいではなく,水準が構成する要因それ自体の有効性の分析を目指します.その要因ははたして “ホワイトノイズ” である偶然誤差よりも “有意” なちがいがあるといえるのかどうかに関心をもちます. posted at 10:17:59
- #toukei2013 【質問】「多重比較の際,アルファベットで有意差の有無を描画することはできますか?」/【回答】テューキーの箱ひげ図に対してアルファベットで有意差を描画するには,multcompView というRのパッケージが便利です. posted at 10:46:05
- #toukei2013 【質問】「シャピロ-ウィルク検定で検定している正規性とは何でしょうか?」/【回答】水準をまたいだデータ全体が正規分布をしているかどうかの検定ですね.帰無仮説が棄却されれば,いずれかの水準が正規分布から外れているということになります. posted at 10:55:06
- #toukei2013 【質問】「R実習の復習ができる資料は公開されていないか」/【回答】ワタクシの範囲については〈租界R〉 ow.ly/qQdhv でスクリプトと出力結果を公開しています. posted at 10:57:21
- #toukei2013 【質問】「Rコマンダーで paired t test と Wilcoxon test をスタック形式でやれないでしょうか?」/【回答】Rを用いたノンパラメトリック検定の記事 ow.ly/qQdJ2 によるとR本体ではできるようです. posted at 11:04:12
- #toukei2013 【質問】「サンプル数が少ない場合,正規性検定は意味があるのでしょうか?」/【回答】やらないよりはマシですが,あまり意味はないですね.分析に要求する精度(検出力)を達成するための必要サンプル数を求める方がいいでしょう. posted at 11:07:13
- #toukei2013 【質問】「Mann-Whitney のU検定を行なうと確率が1になってしまいます.サンブル数が少ないのでしょうか?」/【回答】そうかもしれません.群馬大の青木さんのサイト ow.ly/qQezT を参考にしてみてください. posted at 11:17:08
下記は,最終日の総合討論での質疑:
- #toukei2013 ワタクシが受けた質問については,すでにこのハッシュタグで回答をつぶやきました. posted at 12:57:49
- #toukei2013 それ以外の質問についてはリアルタイムで受け付けます. posted at 12:58:23
- #toukei2013 ワタクシの質問回答タイムだん.続いて,竹澤邦夫センセがGLMに関する回答ちう. posted at 13:39:41
- #toukei2013 GAMLSS パッケージを用いた GLM を用いると対数正規分布とかワイブル分布など “ヘンな” 確率分布を使ったモデリングが可能だろう(竹澤談). posted at 13:41:31
- #toukei2013 数遊び日記「AIC (赤池の情報量規準)とカイ2乗分布」(2013年1月31日) tinyurl.com/l668db7 posted at 13:57:52
- #toukei2013 これにて数理統計研修(基礎編)はおしまいです. posted at 14:03:18