11月15日（木）の講義は，前半で前回の補足説明として，変量間の共変動（covariation）の直感的意味とその尺度としての共分散・相関係数をとりあげます．後半は，線形統計モデルの基本的事項について説明し，それを踏まえた実験計画法に話を進めます．線形モデル（LM: linear model）はさまざまな場面で適用できる一般的なモデルとして，長年にわたって使われてきました．観察されたデータに対するモデルのあてはめ（fitting）は最適化問題のひとつと考えられます．15日の講義では，モデルの最適化基準としての最小二乗法と最尤法について説明します．
