（2007年9月30日発行，総合研究大学院大学，ISSN:なし）
私の講義の中でも，そのうち「モデル選択論」が登場しますが，そのベースになっているのは「情報量統計学」という比較的新しい理論体系です．本誌のこの最新号では〈赤池統計学の世界〉という特集が組まれています．統計数理研究所所長，現在は総合研究大学院大学名誉教授である赤池弘次さんに始まるこの「情報量統計学」のルーツについて，そしてこれからのことなどいくつかの記事が載っています．
『総研大ジャーナル』のサイトでは，この号の目次はまだ公開されていません．本特集については，「Part 1: 赤池統計学の源流」，「Part 2: 赤池統計学の展開」，そして「Part 3: 赤池弘次博士に聞く」という3部構成になっています．
総合研究大学院大学のPR誌である本誌は，市販されているジャーナルではないようなので，一般書店で見ることはありません．おそらく駒場の教養学部図書館には所蔵されていると思います．あるいは，大学の事務室近くで配布されているかもしれません．未公開のメモも載っていますので，一読の価値はあります．
