Inleiding tot de R-statistiek

統計学全般に関する備忘メモの書庫(三中信宏)

「生物統計学質問集(10月31日)」

  • #TodaiStat 昨日の実験計画法の講義に関連するいくつかの質問へのお答え. posted at 10:11:11
  • #TodaiStat 【質問】「ハンドアウトのコピーが汚くて数式が読めなかった」/【回答】すまん.ワタクシの租界R ow.ly/qnJ7y に「実験計画法(1)」のスライドpdfが置いてあるので各自ダウンロードしてくれぇ. posted at 10:15:18
  • #TodaiStat 【質問】「誤差平方和の自由度の求め方がわかりません」/【回答】誤差平方和は各水準ごとの処理平均に関する誤差偏差の集計です.したがって,水準ごとの偏差の単純和はゼロになります.この制約式が各水準ごとに成立するので,水準数に等しい制約を引いてやる必要があります. posted at 10:18:13
  • #TodaiStat 【質問】「正規分布からカイ二乗分布そしてF分布へのつながりがわかりません」/【回答】帰無仮説のもとでは,データは正規分布に従うので,処理と誤差の平方和はそれぞれカイ二乗分布に,さらに平方和/自由度の比であるF値はF分布をするというつながりです. posted at 10:21:30
  • #TodaiStat 【質問】「棄却域を決定するときの “1%” とか “5%” という数値に意味はあるのですか?」/【回答】まったく無意味です.便宜的に設定しただけと考えてください.今ではその代わりに「p値」を示すことがほとんどです. posted at 10:23:32
  • #TodaiStat 【質問】「棄却域を設定するにいたった経緯は?」/【回答】統計学史の問題ですね.仮説検定の枠組みを確立した Neyman & Pearson 1933の論文がルーツあり.統計本ガイドに載せた竹村彰通さんの数理統計学本を参照してください. posted at 10:43:37
  • #TodaiStat 【質問】「線形統計モデルで誤差項が正規分布をするという仮定は正しいのか.水準ごとの分散が等しいと仮定していいのか」/【回答】いずれも事前に調べる必要があります.正規性検定はシャピロ-ウィルク検定,等分散性はバートレット検定を用いれば調べられます. posted at 10:46:10
  • #TodaiStat 【質問】「多重比較で水準間の検定ができるのなら,前もって分散分析する必要はないのでは?」/【回答】水準間の有意差だけ知りたいのであればそれもありです.分散分析は,要因を構成する水準ではなく,データにばらつきを生む要因そのものを対象とする分析です. posted at 10:50:11
  • #TodaiStat ほかにもいくつか質問が寄せられたのですが,字が汚くって読めなかったりする(orz). posted at 10:52:22

—— 以上が10月31日分.