Inleiding tot de R-statistiek

統計学全般に関する備忘メモの書庫(三中信宏)

「5月12日の講義の内容」

ゴールデンウィークをはさんで,しばらく更新が途絶えていました.またぼちぼち再開しましょう.

前回(4月28日)の講義では,データの「バラツキ」をどのように定量化するかという話をしました.「偏差」,「平方和」,そして「分散」というキーワードが出てきました.これからもさまざまな場面でデータのばらつきを考察する必要があります.したがって,上のキーワードもまた繰り返し出てきます.

さて,次回(5月12日)の講義では,データのばらつきをどのように“モデル化”するかという切り口から入り,記述統計学の手法としての「箱ひげ図」,そしてパラメトリック統計学のよりどころとなる確率変数と確率分布について説明します.

そろそろ数式が顔を出す頻度が高くなってきますが,まずはデータを「目で見て」,それから数式と対面するというやり方はこれまでどおりです.

前回,前々回の質問にもおいおいここで答えていきたいと思います.