Inleiding tot de R-statistiek

統計学全般に関する備忘メモの書庫(三中信宏)

「4月21日の講義の内容」

明日4月21日の講義では,前回に引き続き「統計学概論」の話をします.統計的なものの考え方は誰もがもっている素質です.それを実感した上で,不確定性のある状況に置かれた人間がどのようなリクツで判断し行動するのか,それに伴うバイアスは何かについて話を進めます.

講義の後半では,実験や観察から得られたデータがもつ特性をどのようにして視覚化するかという話をします.とくに,データの“位置”と“ばらつき”がもっとも重要な特性であることを示した上で,それらの特性を「目で見て納得する」というポイントを,統計言語Rを使ったグラフィクスのデモで解説します.

統計学的思考のかなめは「数式」ではありません.データを虚心坦懐に「眺める」ことがすべての出発点です.